トピックス
「早稲田大学の皆さん」の現地見学をコーディネートさせていただきました。
2022年10月4日
東日本大震災後11年が過ぎ、被災地は回復したと思う方も多いことでしょう。
確かに、地域には真新しい住居や施設が立ち並び、被災直後には想像もつかなかったほどきれいな街並みとなった一方で、“目に見えない”課題も存在しています。
今回は、区画整理事業が行われた地区を中心に、各地区の被害状況と復旧の過程で行われてきた “まちづくり”の取組みと、一見しただけではわかりにくくなった現在の課題についてお話しさせていただきました。
被災で移転を余儀なくされた皆さんは、震災前に住んでいた地域と同一の場所で再建できているとは限りません。
なぜなら、津波で大きな被害を受けた浸水域では、自治体ごとの基準で「災害危険区域」が設定され、その指定を受けた地域では、安全面を考慮して建築制限がかけられ基本的に住居建築が不可となりったことから、震災前まで住んでいた場所に戻ることができなくなったのです。(ただし、「区画整理事業」対象地区では、地盤のかさ上げ等が行われて危険区域から外れたことから、震災前に住んでいた地域内に再建する土地が整備されました。)
再建方法のひとつである「防災集団移転事業(5世帯以上で安全な場所に移転再建する制度)」では、多くの場合、震災前に同じ地域に住んでいた方々が集まり、以前の生活場所に近い地域の高台に土地を確保して移転しています。新たに建築された災害公営住宅では、場所によって抽選で住居が決定することもあったことから、震災前とは異なる地域で生活する場合が少なからず生じています。
いずれの場合でも、〈被災→避難所→応急仮設住宅等の仮住居→再建〉と、復旧と共に激変する住環境に順応するために、精神的にも肉体的にも大きな負担を抱えることとなってしまっていること等をお伝えしました。
このようなお話に、皆さん非常に熱心に耳を傾けてくださり、また、寄せられる鋭い質問やご指摘から気付かされることも多く、今後の私たちの活動について改めて考えさせられる機会となりました。
早稲田大学の皆様、気仙沼に来ていただき有難うございました。
当センターでは、現地案内等のコーディネート事業も行っています。
被災後のまちづくりについて興味がある方は、是非、当センターまでお問い合わせください。
【イベント情報】リアス青年フェスティバルが開催されます ※入場無料
2022年9月28日
令和4年10月9日(日)、「リアス青年フェスティバル ~あなたと創る「秋まつり」~」が開催されます。
■会場:気仙沼中央公民館 (気仙沼市内の脇1丁目16-6) 駐車場あり
■時間:10:00~16:00
■主管:南三陸地方青年文化祭実行委員会
■問合せ先:宮城県気仙沼教育事務所(教育班)
電話 0226-24-2572 メール rias.s.fes@gmail.com
これは、気仙沼・南三陸圏域の青年が中心となって企画運営して行われるものです。
これまでは、「わくわくキッズ☆ランド」として開催されていましたが、本年度から、装いも新たに“青少年文化祭”として、大人も子どもも楽しめるイベントとなりました。
「ステージ」、「食育」、「写真展」の各発表と、「スポーツ」、「食育」、「キッズ☆ランド」の体験を無料で楽しむことができる催しです。
皆さん、是非ご参加ください。
※以下のリンク先で内容の詳細がご覧になれます
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https://sites.google.com/view/rias-youngfes2022/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
チラシは以下をクリックすると見ることができます
↓
【イベント情報】リアス・アーク美術館で「新!方舟祭2022」が開催されています
2022年9月28日
気仙沼市にある“文化の箱舟”リアスアーク美術館において、「新!方舟祭2022」が行われています。
これは美術館の主催で行われる一般公募型の文化祭で、幅広い芸術・創作活動の発表の機会となっています。
内容は【展示部門】と【パフォーマンス部門】があり、一般参加22組による作品展示や、音楽発表等を令和4年10月30日(日)までの6期にわたってリレー方式で開催されています。
詳細につきましては、当ホームページの「関連リンク」からご覧ください。
リアス・アーク美術館で「佐藤健吾エリオ油彩画展」開催中
2022年8月24日
気仙沼に「リアス・アーク美術館」という公立の施設があります。
小高い丘に建つこの美術館では、主に東北・北海道で活躍する作家の芸術作品はもちろん、地域文化の歴史や東日本大震災の記録を常設展示されています。
現在、企画展として開催されているのが、宮城(石巻)にゆかりのある作家「佐藤健吾エリオ」さんの油彩画展です。とても端正で美しい作品の数々を目にすることができる機会なので、是非訪れてみてください。
2022/8/28(日)まで観覧無料でご覧いただけます。
詳細につきましては、当センターホームページに「リアス・アーク美術館」のリンクがございますので、そこからご確認ください。
※美術館のYouTubeチャンネルでは、学芸員による解説動画を見ることができます
旧気仙沼市立病院解体工事の工事説明会が開催されました
2022年8月22日
2022年8月18日(木)に旧気仙沼市立病院解体工事説明会が開催されました。
気仙沼市では、現庁舎の老朽化等により新庁舎の整備が決定しており、場所も旧気仙沼市立病院の敷地に移転します。
それに先立ち、旧気仙沼市立病院が解体されます。
解体工事期間は、2022年8月~2024年1月にかけて行われる予定となっています。
新庁舎の建設工事は、解体工事完了後に開始され、2027年から供用開始となる計画です。