気仙沼まちづくり支援センター

トピックス

京都府立大学の皆さんをご案内いたしました

「京都府立大学 生命環境科学研究科」の皆さんが実施している、東日本大震災被災地における遺構伝承施設視察調査のうち、気仙沼市内の施設について説明をさせていただきました。

 気仙沼地域は、他の三陸沿岸部同様に度重なる津波による被害を受けています。明治以降に、特に大きな津波被害をもたらしたものだけでも、1896年に発生した「明治三陸地震」、1933年の「昭和三陸地震」、1960年「チリ地震」が原因で発生した津波があげられます。津波の常襲地といっても過言ではないでしょう。
 だからこそ、その教訓を今~未来に伝えるために、口伝や書物だけでなく、沿岸各所に津波にまつわる石碑等の伝承物が設置されてきました。

 東日本大震災においても、さまざまな形の伝承する“もの”ができました。
今回は、その中から「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」、「気仙沼市復興祈念公園」、「東日本大震災杉ノ下遺族会慰霊碑」の調査に同行し、その選定の経緯等について説明しました。

〈“もの”から伝わること〉
 災害を伝承する“もの”は、場所や施設によって、伝わるものは多様であり、「実際に見て感じとる」ものと、「刻まれた文字から得る」。ものにより伝わり方に差異はありますが、どのような理由で、なぜそこに存在しているのか、ひとつひとつの“もの”に込められた意味に想いを馳せ、自分事として置き換えてみることが命を守ることにつながると考えます。

 気仙沼まちづくり支援センターでは、調査研究や各種視察のコーディネートを行っています。
 お気軽にお問い合わせください。