気仙沼まちづくり支援センター

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「ボラサポ・令和6年能登半島地震支援」2月の活動報告②

※この事業は、社会福祉法人中央共同募金会「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)令和6年能登半島地震助成事業」により活動したものです。ご寄付を賜りました皆様のお力により支援を行うことができましたこと、心より御礼申し上げます。

令和7年2月13~16日にかけて、石川県珠洲市狼煙町、宝立町にお伺いしてきました。
今回の目的は、改めて、地域の様子を確認しながら、まちづくり活動の状況についてお話をお伺いすることでした。

宝立町では、地域住民の居場所となっている「本町ステーション」にお伺いしました。
ここを運営しているお二人は、11月に東日本大震災からの復旧・復興の様子を視察するために東北に来てくださいました。
宮城県気仙沼市にもお越しいただき、「情報発信」、「生業創出」、「地域交流」それぞれの経験者をコーディネートしたことは、以前にもホームページでご紹介いたしました。
今回は、現地の様子を拝見させていただきながら、地域の現状のご案内していただきました。
宝立町は、地震と津波による複合被害を受けた地域です。
訪問時は、近隣の学校敷地内に建設された応急仮設住宅の住民さんがいらっしゃいましたので、お話をお伺いさせていただきました。
 ・何を目標に生活して良いかわからない。東日本大震災時の住民心情を聞きたい。
 ・行政職員の多忙な様子も理解できるので、遠慮してものが言えない。
 ・仮設住宅は学校の敷地内にあるため、子ども達への申し訳なさがある、等々。
上記のようなお話をお伺いすると、東日本大震災の経験をお伝えすることが重要であると、改めて感じたところです。

地震で家を失った方、津波で家がなくなった方、市外で避難生活を送っていた方々が応急仮設住宅で生活なさっています。自宅を修繕して生活している方もいらっしゃいます。災害によって生活環境は異なってしまいましたが、それぞれの思いに配慮しながら運営され、気兼ねなく集まれる居場所となっている「本町ステーション」は、宝立町の今後のまちづくりの重要な拠点と言えるでしょう。