気仙沼まちづくり支援センター

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「ボラサポ・令和6年能登半島地震支援」2月の活動報告①

※この事業は、社会福祉法人中央共同募金会「災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)令和6年能登半島地震助成事業」により活動したものです。ご寄付を賜りました皆様のお力により支援を行うことができましたこと、心より御礼申し上げます。

令和7年2月13~16日にかけて、石川県珠洲市狼煙町、宝立町にお伺いしてきました。
今回の目的は、改めて、地域の様子を確認しながら、まちづくり活動の状況についてお話をお伺いすることでした。

狼煙町では、まちづくり団体の「のろし復旧・復興会議」の会長と事務局を担う方にお会いしました。
建築家が被災地支援の一環としてつくる居場所「みんなの家」が建築されることになったことや、事業運営の担い手となる人材を確保する制度の活用を検討するなど、積極的な地域の再生に取り組んでいらっしゃる様子を見分させていただきました。
能登半島地震被災前から賑わいづくり・外部人材の登用等を進めていたとのことで、地域おこし協力隊等の制度を積極的に活用していたようです。
災害後の人口が100名程から80名前後に減少し、以前より高かった高齢化率も50%を越している状況で、まちづくりを進める上で実働できる若手人材の確保が課題となっていることから、復興支援員や集落支援員制度等の活用を行政に提案しているとのことでした。
「道の駅 狼煙」も稼働しており、裏手に仮設住宅も建設されていますが、日用品の入手には、時折移動販売車が来るものの品数が限られているため、片道1時間ほどかけて珠洲市街まで出かける必要があるとのことでした。

現在は、建築士の方々による被災地支援として東日本大震災でも行われていた「みんなの家」の建築が進んでおり、その活用と永続的な運用について話合いを進めているとのことです。
お話をお伺いした中で、生活再建・みんなの家運営を含む人材の確保について、専門家をご紹介できそうなので、スケジュールを調整した上で、再度訪問させていただくこととしました。